田中 香津生Tanaka Kazuo
早稲田大学 理工学術院総合研究所研究院准教授/加速キッチン合同会社 代表社員
〝 宇宙はどうやってできているんだろう? 私たちのまわりに飛び交う放射線は、何を語っているんだろう?これまで中高生にとって「本のなかでしか出会えなかった世界」を、「自分の手で探究できる世界」へ ——。それが、加速キッチンの目指す姿です。〟
宇宙線や放射線は、宇宙の成り立ちを探る素粒子物理の入口であると同時に、医療診断や放射線治療、地層や岩石の年代測定、天体現象の観測など、驚くほど多彩な分野へとつながっています。近年、中高生の探究活動はめざましく広がり、大学の研究室を訪ねたり、論文を投稿したり、学会で発表する事例も増えてきました。それでも、放射線や素粒子を切り口にした探究活動は、国内外を見渡してもまだほとんど例がありません。
加速キッチンは、「宇宙・素粒子・放射線にまつわる世界を、中高生が自分たちの力で探究できる場をつくる」ことを使命に掲げ、理工学系をはじめさまざまな分野の大学生・大学院生を中心に活動しています。その輪は少しずつ広がり、いまでは世界最大の素粒子探究ネットワークへと成長しました。
目に見えないミクロの世界をのぞいてみたい中高生のために、安価で手軽に使える検出器を届け、素粒子物理から医療・地学・天文まで、第一線の研究者や世界中の市民科学プロジェクトとつなぎ、共同研究のきっかけを提供しています。
宇宙や素粒子、放射線が大好きで、でも本を読むことしかできずに悶々としてきたあなたへ。ここから一緒に、探究をはじめましょう。


