中高生にとって宇宙・素粒子は「本の中の世界」で自分で探究するのが難しいものでした。

宇宙素粒子探究が当たり前の世界になるように、

検出器の提供、中高生による検出器製作・探究サポートをおこなっています。

中高生の宇宙・素粒子探究

01 素粒子検出器を使う、製作する

  • 素粒子検出器を中高生に配布します。
  • 中高生の検出器設計・製作をサポートします。

🔗検出器の製作事例 🔗検出器の組み立て体験ワークショップ

02 素粒子を計測する

  • 研究者や大学生メンターがDiscord上でオンライン探究サポートをします。
  • 素粒子、宇宙分野だけでなく大型加速器を用いた放射線治療、気象、環境放射線測定など様々な事例があります。
  • 海外の研究者・中高生との国際共同研究事例も多数あります。

🔗宇宙・素粒子探究の事例 📄進捗報告レポート

03 論文投稿、学会発表

👨‍👩‍👧‍👦学会発表リスト 🏆論文・受賞リスト

検出器製作

チェレンコフ検出器

簡易宇宙線検出器のシンチレーターをアクリルなどの素材に変更することで、チェレンコフ光を観測できる検出器を自分たちで開発しています。

ラドン検出器

気体でアルファ崩壊する同位体のラドンを検出できる装置を自分で製作し、広瀬川の上流~下流の石をサンプルとして測定することで地下水の流れ込み方や周囲の岩石のウラン等構成について分析しています。

🔗ラドン検出器

その他にもいろいろな検出器の製作に中高生が取り組んでいます・・!

探究事例

富士山での宇宙線測定による到来頻度高度依存性評価

🏫開成 中3~

富士山の頂上まで登頂しながら宇宙線測定を行い、宇宙線の到来頻度と標高の関係を調べ、頂上では地上に比べて3倍以上宇宙線の到来頻度が多いことを示しました。

🏅サイエンスキャッスル関西ポスター優秀賞(2022)

🏅ラジエーションクラス優秀賞(2022)

ペルチェ式霧箱と放射線検出器を同期した粒子識別

🏫川名 高1~、🏫武蔵 中2~、

プラスチックシンチレーター検出器の波高分布と放射線種の関係を調べるために、ペルチェ式霧箱と検出器で同期測定を行い、β線と宇宙線ミュオンの分別に成功しました。

🏅サイエンスキャッスル関東優秀賞(2022)

🏅ラジエーションクラス最優秀賞(2022)

陽子線癌治療における線量モニタリング手法の開発

🏫川越女子 高2~

陽子線治療中の体内線量分布のオンラインモニタとして、散乱陽子の測定を検討し、ファントムを用いたテスト測定を東北大学の大型サイクロトロン加速器を用いて行っています。

🏅ラジエーションクラス優秀賞(2022)

GOES衛星の地磁気・太陽風データと宇宙線到来頻度の相関

🏫豊崎 中2~

アメリカ海洋大気庁の気象人工衛星GOESのデータをスクレイピングをして、地磁気、太陽風等の変動と宇宙線の到来頻度を比較することで、太陽の大規模活動等に由来する変動に相関性がないかを分析しています。

シンチレーション光のイメージング

🏫豊崎 中3~

微小な放射線によるシンチレーション光の汎用カメラでのイメージングを行い、放射線の種類による違いを分析しています。

🏅サイエンスキャッスル関東優秀賞(2022)

🏅ラジエーションクラス最優秀賞(2023)

Time of Flight法による宇宙線の速度

🏫豊島岡女子 高1~

🏫名古屋大教育付属 中1~ 高1~

ナノ秒の時間差を測定する宇宙線検出システムを構築して宇宙線の速度をTime of Flight法で測定しています。

古墳ミュオグラフィ

🏫帝京大可児 高1~

ミュオグラフィアートプロジェクトと共同して造山古墳のミュオグラフィによる透視イメージングの解析に取り組んでいます。

雷雲ガンマ線測定

🏫七尾 高1~

🏫順天 高1~

🏫早稲田本庄 高1~

雷雲プロジェクトと共同して、雷雲からくるガンマ線の観測ネットワークのデータの解析に取り組んでいます。

ネットワーク

これまで、100名以上の中高生が国内外から参加しています。

様々な大学・国際機関のサポートを受け、中高生に最先端の探究機会を提供しています。

Q & A

Q どんなサポートが受けられますか。

A 探究活動の内容に合わせて検出器の貸与や開発の支援を行います。また、大学生・大学院生サポーターがDiscord上でチャットおよび隔週のビデオメンタリング等の探究支援を行います。

Q 費用はどのぐらいかかりますか。

A 検出器の貸与、探究サポート等を全て無料でおこなっています。

Q 知識がなくても大丈夫ですか。

A 多くの中高生は何も宇宙線の知識がないところからスタートして楽しく探究を行っています。必要なのはオンラインでコミュニケーションを取る積極性と自宅で探究をすすめていく主体性です。

Q 必要なものはありますか。

A 探究に必要な検出器などは提供しますので基本的には必要なものはありませんが、オンラインで探究をサポートするためインターネット環境及びパソコンが必要になります。

Q どのぐらいの期間かかりますか。

A 半年以上を推奨しますが、短いケースでは5ヶ月でテーマ設定から学会発表をおこなった例もあります。学年や状況に合わせてヒアリングをしながら無理のない計画を立てて進めるため概ね柔軟に対応できます。

専門家

お申し込み

宇宙・素粒子探究活動は随時宇宙・素粒子探究申込みフォームから申込みを受け入れております。

ご不明点がありましたらinfo@accel-kitchen.comまでご連絡ください。