CERN滞在10日目

今日は、いつもの通り朝のミーティングからスタートしました。

ミーティングでは、ヒッグス粒子に関する説明を受け、興味深い新たな知識を得ることができました。

その後はビームタイムに入りました。昨日取得したデータの波形におかしなところがあったため、問題解決のために条件を変えながら何度か測定を行いました。

数回の試行の結果、波形のオフセットを修正することに成功!まだまだ解決すべき問題は山積みですが、一つの問題をクリアできたことにホッとしています。

今日からは、Hands onのセッションがなくなり、データ解析チームとビームチームの2つに分かれて実験を進めています。一日中実験を続けるのは体力的に厳しいですが、みんなで協力し合いながら頑張っています。

シフトが終わった後は、ATLASツアーに行きました。残念ながら、本物の検出器を直接見ることはできませんでしたが、ビジターセンターを訪れて、ムービーを観賞したり、コントロールセンターを見学したりしました。

日本人の学生の方に案内してもらい、彼らが研究している検出器について詳しい説明を受けられたのがとても嬉しかったです。実際に研究に関わっている方から直接話を聞ける貴重な体験で、モチベーションも高まりました。

夜には、Jeanさんによる講義を受けました。彼は、天体望遠鏡をアフリカなど、様々な国の子供たちに配る活動をしているそうです。この活動は「SSIV」というもので、科学教育を広めるための素晴らしい取り組みです。Bl4sには素晴らしい方々がたくさん関わっていることを再確認し、とても感謝しました。

今日も充実した一日でした。研究の厳しさを実感しつつも、みんなと共に新しい発見を楽しみながら、さらに前進していけることに感謝しています。

明日も引き続き、頑張りたいと思います!