加速キッチンハンドメイド部は素粒子の探究をしている中高生や大学生が「自分の好きな素粒子」をハンドメイド作品にして自己表現をする場です。素粒子をモチーフにしたアクセサリ制作をしたり、研究所の一般公開などで素粒子アクセサリワークショップを開催したり、様々な活動を行っています。

 中高生のアイデアを具現化するためにオンラインハンドメイドショップ物理屋さんの理系グッズ『Kazahana』」を運営している加速キッチンスタッフ兼ハンドメイド作家がアイデア出し・デザイン・制作をサポートしています。


作品例


ワークショップ実施例


加速器ブレスレット

大型加速器施設は一般公開などで見学機会がありますが、ほとんどは地下にあり、大型のため一部しかみることができないので、全体の構造がどのようになっていてその中のどこに位置づけられているか分かりづらいという課題があります。加速器は電磁石が連続して連なっている構造をしているのでその電磁石をビーズでみたててブレスレットにする「加速器ブレスレット」を見学後に自分で組み立てるワークショップをおこなっています。2024年の高エネルギー加速器研究機構では理系女子ミニツアー&交流会で中高生にブレスレット作りを楽しんでもらいました。また、ブース展示を行って約200名の参加者にもブレスレット作りを体験してもらいました。


ハドロンキーホルダー

ハドロンは強い相互作用によって結合した複合粒子で、クオーク3つで構成されたバリオンやクオーク2つで構成されたメソン等があります。例えば私たちの世界の原子核を構成する陽子や中性子もバリオンの1種です。どのようにクオークが結びつくかは量子色力学という「クオークはカラーチャージという色を類推する量子数をもち、これらを重ねて白色になるときに結合する」というユニークな物理法則があります。これを視覚的に表して愛着が持てるアイテムとしてレジンの枠にカラフルなクォークをイメージしたビーズを入れて楽しむハドロンキーホルダーづくりを行いました。枠や中に自分なりの工夫をすることで、そのハドロンをイメージしてみたりオリジナリティを出すことができます。

お問い合わせ

全国の学校・施設・その他様々な場所に出張ワークショップを行っております。ワークショップに関するお問い合わせはinfo@accel-kitchen.comからお願い致します。