世界と繋がる

 宇宙線は世界のどこにでも同じように降り注いでいるため、他国と共同で行うことで宇宙天気や地磁気などの地球全体を考えるような探究を行うことができます。加速キッチンは世界中の宇宙線アウトリーチ団体の共同組織であるGlobal Cosmic Groupに日本の代表として参加しており、これまで様々な他国の中高生との共同探究やヨーロッパやアメリカの素粒子・宇宙分野の研究者との交流をサポートしてきました。

これまでサポート・連携した機関・学校

海外の中高生との共同探究事例

アルゼンチンの科学クラブHuechulafquen Science Clubと、以下のような共同探究を行いました。宇宙線探究では加速キッチンでは検出器を一台貸与し、日本の中高生が現地の中高生に使い方を教えながら進めました。

  • Beamline for SchoolでのCERN加速器実験参加に向けた参加に向けたproposal作成

Beamline for School proposal 2021

  • アルゼンチンと日本での宇宙線到来頻度の比較と異常磁場の影響

Comparison of cosmic-ray arrival frequency in Japan and Argentina

国際交流イベント

International Cosmic Day

ドイツの加速器施設DESYなどが主催して行われている世界中の宇宙線探究を行っている中高生の交流イベントInternational Cosmic Dayに日本グループとして参加しています。2021年度は日本の中1、高1の合計4名が中国とイタリアの中高生と交流を行いました。

International Masterclasses

世界中の素粒子研究施設のアウトリーチグループによって構成されているIPPOG( International Particle Physics Outreach Group)が提供している加速器研究の解析体験及び研究者との交流を日本グループとして参加しています。

International Research for School

アメリカのNASAやAGI(American Geoscience Institute)及び日本のJpGU(日本地球惑星科学連合)の共催を受けて、日本とアメリカの探究活動を行っている中高生の交流イベントを主催しました。当日は100名近くの中高生が参加して、様々な探究の紹介や議論を行いました。