
加速キッチンでは徳島県教育委員会主催の高校生社会課題探究活動「キューブドCプログラム」を受託しています。県内の各高校から60名程の高校生集まり、学校が異なる数名のグループで徳島県の社会問題解決に年間を通して取り組みます。取り組んだ内容に基づいて9月に県庁の担当者、12月に徳島県知事・教育長へ報告・提言を行うことがこのプログラムの特徴です。
このプログラムでは違う学校の高校生同士でチームをつくって県内の様々な社会課題に取り組みます。高校生にはどうしていいか分からない課題も、各地域の高校生で協力して現場で実証・検証することで県施策に還元できるようなことが可能です。また、最終的な成果を提言として知事・教育長に報告することで自身の思いを県に伝えることができます。

オンラインで他校の高校生と共同で探究活動
Discordというチャットツールを使って、県内の他校の高校生といっしょに探究を行います。各地域の実態調査を連携して行ったり、提言書を協力して書いたり、共同で行うことで学校の垣根を超えた仲間をつくることができます。例年およそ全グループ合計で1000時間のボイスチャットが行われるほど活発です。

期間中の総メッセージ数
3648件
期間中の総ビデオチャット時間
981時間
県内の課題を検証、自分のアイデアを実証
コミュニケーションはオンラインでも当事者に話を聞いたり、現場を訪問して実態調査をしたりと検証活動を行い、自分のアイデアを試したり実証することで、知事にインパクトのある提案を行うまで取り組みます。

事例
地元食材を活用したアレンジレシピ制作とショート動画発信
そば米だとそば米汁、半田そうめんだとそうめん、と認知されている料理が限定されていることを課題と設定して、そば米バーガーや半田カルボナーラなど見た目から興味を引くレシピを考案。その調理をとくぎんトモニプラザ(青少年センター)の貸キッチンで撮影してショート動画として広報。

東新町商店街のメモリアル保全
賑やかさがなくなっている東新町商店街の昔の記憶を風化させないために、当時の写真をカラー化してエピソードとともに発信するインスタグラムアカウントを運用。

自転車レーンの利用実態調査と認知向上
2023年から徳島県に導入された自転車レーンは、自転車道、自転車専用通行帯、矢羽型と複数種類あるものの、まだほとんどが認知されておらず適切に利用されていない。900人を超える高校生にアンケートを取り、現状の利用実態を調査しつつ、チラシ配布で認知向上を行った。

女子用スラックスの着用率の現状と認知の拡大
女子用スラックスは導入されつつあるものの着用率が低く、その背景としてそもそもどこで購入できるのか分からないという課題があった。各学校の着用率調査や県内の制服販売店舗取材を通して、必要な情報をまとめたチラシを作成・配布。

2024年度
2023年度
メディア





